関西福祉大学【社会福祉学部】2年生・熊野ゼミが、11月11日に姫路聖マリア病院ルルド館に入所されている重度障害のある方々と共に、姫路城大天守への登城支援活動を行いました。
本取り組みは、同大学として11回目の登城成功となります。
学生たちは、登城支援専用に開発した特別担架「いすたんか」を使用し、4月から学内で搬送練習を積み重ねてきました。さらに、赤穂市消防本部の救急隊員の皆さまの協力のもと搬送訓練を実施し、参加される方が安心して登城できるよう万全の準備を行いました。
当日は天候にも恵まれ、観光客が多く城内は混雑していましたが、学生たちの積極的な声かけと的確な連携により、スムーズに登城を行うことができました。また、ルルド館スタッフの皆さまの明るく前向きなサポートもあり、安全に配慮しながら楽しい登城となりました。
今回の活動を通じて、学生たちは「人を思いやる行動」「仲間と協力する姿勢」「一つの目標に向かう自発性」の大切さを改めて学びました。登城を終えた学生たちの表情は清々しく、この経験は今後の人生における大きな財産となるはずです。
今後も、スポーツで培った力をリソースとして生かしながら「誰かのやりたいけれど、できないこと」を実現する支援を続けてまいります。
最後になりましたが、今回の登城活動に際してご協力いただいたルルド館の皆さま、ならびに観光客の多い中ご配慮いただいた姫路城スタッフの皆さまに、心より感謝申し上げます。














