5月31日、鶴見緑地公園にて「第57回大阪私学写生大会」が開催されました。今年度も多くの私立学校が参加し、金光八尾中学校・高等学校【美術部】からは高校生18名、中学生4名の計22名が出場いたしました。
当日は午前中こそ曇り空で比較的過ごしやすい気候でしたが、午後からは日差しが強まり、厳しい暑さの中での制作となりました。そのような環境にもかかわらず、生徒たちは約5時間にわたり集中力を切らすことなく、それぞれが選んだ風景と真剣に向き合いました。
事前には同校近くの高井公園で写生練習を行っていましたが、経験の浅い生徒たちは時間配分や光の変化による見え方の違いに苦戦する場面も見られました。一方で、高校3年生はこれまで培ってきた経験を活かし、効率よく制作を進める姿を見せ、後輩たちの良き手本となっていました。
広大な鶴見緑地公園には、小川や池、風車、滝、花壇、国際色豊かな建造物など多彩な景観が広がっており、生徒たちはそれぞれ思い思いの場所を選んで制作に取り組みました。特に水辺を題材に選んだ生徒が多く、水面への映り込みや光のきらめき、波紋など、刻々と変化する自然の表情を丁寧に観察しながら表現していました。
その結果、同校からは高校生1名が大賞、4名が優秀賞、5名が奨励賞を受賞。また、中学生2名も奨励賞を受賞することができました。
大賞を受賞した武田さんの作品は、確かな描写力に加え、晴れ間が広がる昼下がりの爽やかな空気感が見事に表現されており、その場でしか描くことのできない写生ならではの魅力にあふれた作品となりました。開始前の下見で描く場所を決定し、制作開始からわずか5分で描画を始め、15分後には着彩へ取りかかるという計画性も見事でした。
受賞した作品はもちろん、惜しくも入賞を逃した作品にもそれぞれの視点や工夫が込められており、生徒たちの成長を感じることのできる写生大会となりました。
短時間で作品を完成させることは決して容易ではありませんが、自然を五感で感じながらじっくり観察し、一枚の作品として表現する経験は、今後の制作活動にも大きく活かされることでしょう。
なお、金光八尾中学校・高等学校【美術部】の受賞作品は、下記リンクよりご覧いただけます。
お時間がございましたらぜひご覧ください。














