関西福祉大学 谷川ゼミと、はくほう会医療専門学校赤穂校 作業療法学科によるコラボプロジェクト「Season2」の報告冊子が完成いたしました。
今回のプロジェクトでは、車いすで街を歩く体験や、高齢者の方との交流イベントなどを実施しました。車いすに実際に乗ってみることで、普段気づかなかった道の段差やお店の入り口のスロープなどが大きな障壁となることを実感し、バリアフリーを「自分ごと」として考える貴重な機会となりました。
また、交流イベントではボッチャや風船バレー、新聞紙を足でちぎるゲームなどを通して、世代を超えた盛り上がりを体験しました。高齢者の方々の笑顔があふれ、学生自身も元気をもらうことができました。
さらに、社会福祉と作業療法という異なる分野の学生が協力したことにより、バリアフリーマップ作成では「福祉の視点」と「作業療法の視点」を組み合わせ、より実践的で多角的な成果を生み出すことができました。専門職連携の大切さを改めて実感する機会となり、参加学生からは「思いやりの心の大切さ」「相手の立場で体験することの重要性」を学んだという声が多く寄せられました。
「職種間連携教育発表会」では看護学科の学生も聴講し、共同研究として「日本福祉図書文献学会」で谷川先生が代表発表を行うなど、学びをさらに広げる機会ともなりました。
この経験を通じて学生たちは、将来は地域を支える社会人として活躍したいという思いを強めています。次のテーマは「路上生活者支援」。今後も引き続き、社会の課題に向き合いながら実践的な学びを深めていきます。